ケイヤク【完結】

おまけ


綾希さんは意外と心配性らしい。
今、わたしは綾希さんの家にいる。呼ばれたからいった。


だけど、ちょっと体調が悪いのだ。ボッーとした頭を携えたまま、必死に笑顔を作るがやはりバレバレだ。



「…具合悪い?」


そりゃ、相手はお医者さんだし…わたしとは違う。こういうことは一番よくわかっているだろう。


「…少し」


ソファーに座るわたしの前にしゃがみ込んで顔を覗き込まれた。


「お前なぁ…ちゃんと言えよ、そういうときは」

「すみません…」


でも薬を飲めば大丈夫だし、そんなに心配する必要はないと思ったのに


「大丈夫か?」


やけに心配してくる。首筋を触られて思わず反応してしまった。

  • しおりをはさむ
  • 17636
  • 11454
/ 358ページ
このページを編集する