暖かいのは君 番外編

子供 /久瀬海花




「ねぇママ~~~~」

「ん?海どうしたの??」

夕飯の支度をしていると

向かいあってるダイニングに、海がやってきた

もう中学生になった海

制服のセーラー服がとっても似合ってる

道人は変な虫がつくんじゃないかって心配で仕方ないらしく

学校には当たり前のように送り迎えをおじ様の部下さんにさせてる

運動が嫌いな海は喜んでるけどね


「ママはどうしてパパと結婚したの?」

「どうしたの??急に」

道人の心配はお構いなしに、そういうことに興味があるらしい……

「だってね。みんな私のこと好きって告白してくれるけどさ」

まぁ……うん……

道人の血を受け継いでる海は親の贔屓目なしでもすっごくかわいいけど……

「なんか付き合いたいって思わないんだよね……”この人”って思う人がいないの。中には話したことない人もいるし……」

「そんなに焦らなくてもまだ出会いはいっぱいあるよ??」

「でも、パパとママみたいにはなりたいの!!ママはなんでパパだったの??確かに顔はいいけどさ。」

「う~~ん……」

道人との出会いを話すには、昔私がされてたことも話さないといけない

そのことは子供達には話してない

おじいちゃん達と不仲になっても嫌だし、2人とも今は優しくて海達もすごく可愛がってくれてるから、関係を崩したくない………

どうしたもんかと悩んでいると

「組長が、鞠花さんに一目惚れしたんですよ」

「れーと………」

「家出して夜中に公園にいた鞠花さんを、組長が見つけてアプローチかけたんです。

まだ鞠花さんは16歳でしたね」

「………うん。そうだったね」

「わっなんか運命の出会いみたい!!」


運命の出会いか………

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