すみれの花言葉 ②

学校 /弟と彼女


桔梗side

夏休み明けの試験が終わり、今日は結果が貼り出される

蜜香は見なくていいと言うが、たぶん蜜香は上位に入ってるはず

だから、一緒に見に行って褒めてやりたいと思って、気の進まない蜜香を連れて見に来た

少し前に兄貴達に褒められたくて、勉強を頑張ったと言っていたから

たくさん褒めて、抱きしめてやりたくて

頑張ったなって頭を撫でてやりたかった




「へぇ結構人が集まってるね」

「まぁ試験免除組がいないんで上位に入り込めると思ってるんじゃないですか?

一応試験は試験ですし」

「そんなに順位にこだわるかね

点数で免除がわかるから点数さえわかれば別にいくね?」

「ちょっと待てば手元に返ってくる点数用紙にも順位書いてあるのにね」

「・・・うるせぇ

だから俺と蜜香で見てくるって言っただろーが」

無理矢理ついてきたくせに文句ばっかいいやがって・・・

手を繋いでる蜜香は不安そうな顔をして俺に身を寄せている

人だかりもあるし、俺たちを見て騒ぐ声と順位を見て騒ぐ声がうるせぇからな

「桔梗にばかりいい役はやらせませんよ」

「みっちゃん、帰りにまたケーキ買おうね」

「今日はケーキじゃなくて新しくできたアイス屋に行くんだよ。」

「「「「新しくできたアイス屋!?」」」」

「・・・なんだよ」

バカみたいに声そろえやがって

「桔梗の口からそんな言葉がでてくるとおもわねぇから驚くわ!」

「蜜すごいね

桔梗をこんなに変えちゃうなんて」

・・・別にいいだろ

「よし。蜜香、さっさと順位見てアイス屋行こうな」


人混みにくると口数が減る蜜香は、きょとんとしていた


俺たちが近くと掲示板に群がってた奴らがわきによけた



うん。見やすくなった



小さい蜜香を抱き上げてやると

「あ」

「あったな」

やっぱりな。2学年で1位だ

試験を免除されている涼が2位



「蜜香頑張ったな」

「へへっありが、と」

ギュッて抱きしめてやる

「蜜香の努力の結果だ

偉いな。」

「フフッ」

照れたように、嬉しそうに笑う蜜香は最高に愛らしい

「蜜香が頑張ったご褒美をしないとな

よし。アイス屋行こう」

「え?」

「果物がたくさん入ったアイスが売ってんだ

蜜香好きだろ?

頑張ったご褒美だ

食うだろ?好きだろ?」

「桔梗、そんなに急かさなくても・・・

蜜香ちゃん、1位おめでとうございます」

「あり、がとう

で、も今回はみん、な受けなかったか、ら」

「けど1位は1位だろ

もっと喜べよ」

「えっと・・」

「蜜!おめでとう!」

「みっちゃん、頑張ったね

偉い偉い」

「みん、な・・・」



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