すみれの花言葉 ②

異変 /大丈夫



3日ぶりの倉庫!!

やっと帰ってこれた!

潤先生が往診に来てくれるからよほどのことがなければもう病院に行かなくていいんだ

だから怪我しないようにって言われた




鈴ちゃんが車の扉を開けてくれる

「蜜香、手」

先に降りた桔梗の手を取り倉庫の中に入る

「ユキ達い、るかな?」

「いるだろ。

朝からソワソワしてお前の帰りを待ってる」

朝から?

「護衛だけでなく、他のメンバーも蜜香ちゃんを迎えに行きたがってましたが桔梗がヤキモチ焼いて倉庫で待ってろなんて言うから残念そうでしたよ」

「み、んなが?」

「おい、蜜香に言うんじゃねー」

「俺の変わりにアリ迎えに行ってこいっていいたかったけど我慢して迎えに行ってやったんだぞ

ありがたく思えよ」

「え〜

じゃ、あ今度ど、こかに大希を迎えにい、くね」

「いやくんな」

「えっ!」

そんな即答しなくても・・・

ぶぅと頬を膨らませてると



「姫!!」

「ひぃ!!」

「チビ!!」

あ!ユキとレンとリョン!!

3人を皮切りに仲良くなったみんながわらわらと集まってくれる


「戻ったんですね

体は大丈夫ですか?」

「大丈夫だ、よ」

「目のガーゼも取れたんだな」

「うん。も、へーき」

「まだ大丈夫でも平気でもないでしょ

まだ安静にしてなよ。走るなんて以ての外だからね?」

「はー、い」


3人の護衛さん達は個性豊かです


「姫おかえり!」

「もう心臓はいいの?」

「あ!目も治ったの?」

「ひぃちゃんいなくて寂しかったよ!」

「ミニちゃん新しい本持ってきたから読んでね」

ミニちゃんは私の新しいあだ名です

不服だけど、ミニサイズのミニです


みんながたくさん話してくれるのが嬉しいです

でもチビでミニな私は大きいみんなに埋もれてます





すると、桔梗がスッと抱き上げてくれた

みんなの顔が見れた



「みんなただい、ま!!」


みんなが“おかえり”って返してくれた

当たり前に私を迎えてくれることがすごく嬉しくて

なんだか涙がでそうだ



「お前ら」

桔梗の言葉でみんなが口を閉じた


「蜜香の心臓の手術は成功した

けど心臓が慣れるまで今までのように過度な運動はできない

徐々に心臓を負荷に慣らす必要がある

それから、蜜香の左の肋骨だが」


え?それも言うの?

みんなに下手に心配かけちゃわないかな?

桔梗を見ると頷いた

ってことは言う必要があるんだ

桔梗に任せよう


「幼い頃の暴力で左の肋骨の下3本が折れて、治療をしなかったから不自然な形で固まっているそうだ」


なんか、みんなの空気が変わった?

「だから、衝撃に弱く折れやすい

折れた肋骨が内蔵を傷つけると命にかかわる

日常生活で強い衝撃を受けることはないと思うが注意してやってくれ」

「「「「「はい!!」」」」


「それから右肩が脱臼しかけで固まっているそうだ

だからあまり腕が上がらない

なにか取るときなんかは気を配ってやってくれ」


「「「「はい!!」」」」


みんないいぴったり合ってて返事


「これからも俺の姫を頼むな」


またみんなが「はい!」って返事したのを聞いて、そのまま二階に行った


桔梗に背中越しにみんなに両手でバイバイしたら

みんなが振り返してくれて嬉しかった




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