すみれの花言葉 ②

異変 /パパ


海斗side

ここは俺の事務所

燐也から話を聞いてすぐに、蜜香ちゃんの父親から連絡が来た

“娘に会わせてほしい”と。

その翌日

笹乃辺圭介、優仁、恭仁

一ノ宮悟、彩月、桔梗

に事務所に来てもらい話し合いの場を設けた


俺たちと交わした契約があるからいくら実の父親でも勝手に娘には会いにいくことは許されない



だが、状況か変わったのも確かだ

話しを聞いても損はないと思う


一ノ宮家が時間より大分早く到着したのは予想外だが・・・

「桔梗、蜜香は?」

「父親には会いたくないそうだ

直接的な暴力はなかったらしいが、助けもしなかったらしい

蜜香にとっては“怖い人”なんだろ」

「蜜香ちゃんが会いたくないなら会う必要がはないわ

なによりあの子が優先だもの」

「あぁ。だからもう帰っていいか?

蜜香、休めって言ってんのに学校行ってんだよ」

「なに?退院したばかりだろ?

なぜ休ませない?」

「俺だって休みって言ったけど来月テストがあるからって頑固なんだよな」

「蜜香ちゃん勉強できるから問題ないでしょうに」

「可愛いくせに真面目だなんてさすが俺の娘だ

寒くなってきたから今度はコートでも買ってやるか」

「俺が買うから買ってくんな

蜜香には白いコート買うって決めてんだよ」

「白?いや、あの子は肌が白いから赤もいいだろ」

「ん〜〜迷うとこよねぇ・・・

でも私はベージュも捨てがたいと思うの」


お〜い話しずれてますよ?


なんてわいわいしてると


“コンコン”

「はい」

来たかな?

“ガチャ”


「お待たせして申し訳ない」

と、笹乃辺?圭介と優仁、恭仁が入ってきた


「まだ時間の前ですから。

こちらへ。」

圭介は難しそうな顔をしてる

圭介と初対面の桔梗はなぜか不躾なほど、圭介を見てる


「笹乃辺さん、とお呼びしても?」

離婚が成立したか微妙なところだ

「・・・私はもう離婚したつもりでいるので、橘(たちばな)と呼んでください

2人の息子も私について来てくれることになったので」

「そうですか

では橘さん、まず彼とは初対面ですよね」

「・・・彼が、娘の?」

「初めまして。一ノ宮桔梗です

蜜香の婚約者です」

「え・・・婚約?

まだ蜜香は16だろ」

圭介は唖然としてる

まぁそうだよな。やっと会えるかもしれない娘にいきなり婚約者だもんな

俺でも卒倒する」

「16だから婚約なんです

本当は今すぐにでも籍をいれたい」

「え?」

「桔梗、ものには順次があるだろ

少し黙ってろ

橘さん、お久しぶりです」

「あ、一ノ宮さんお久しぶりです

娘がお世話になり、申し訳ないです」

「いや。俺たちも蜜香のような子が娘になってくれて毎日が楽しいんですよ」




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