すみれの花言葉 ②

怖い人 /組


りりside


「で?順調なの?」

目の前のソファに座ってる貢

「今のところはな」

「だったら早く実行してよ!

1秒で早く黒華様と蜜香を引き離して!!」

最近聞こえてくる噂もSNSも2人がお似合いだって話ばかり!!

隠し撮りしたような2人の写メもたくさんアップされてて腹が立って仕方ない!

2人そろってるのを見たら幸せになれるだの、好きな人と結ばれるだの、くだらない噂まで流れる

もちろん、不釣り合いって言う人もいるけど、断然2人の交際の肯定派が多い


バカじゃないの!黒華様とあの汚らしい虫蚊がお似合いなわけないじゃない!!

浮気相手の子で、実の親に捨てられてんのよ?

まともに話すことすらできないのに

あんなクズが私より上に行くなんてありえない

一生床に這いつくばって生きていくべきなのに







この私を差し置いて虫蚊のくせに私の黒華様に近づくなんて、許されないのよ




「順調だがまだ時期じゃない」

「はぁ?」

「俺だって早く一ノ宮から蜜香ちゃんを助け出して、この手に抱きたい

抱きしめて、たくさんキスをして、2人でお風呂に入るんだ

あの蜜香ちゃんの可愛らしい口で

“お兄ちゃん”って呼んでもらうんだ」



キモ・・・

少しでも思い浮かべた自分を呪う


まぁ蜜香がこいつにどうされようがどうでもいいけどね

その頃は私も黒華様に抱きしめてもらってるはずだから


「だから、そのためには全てを完璧に整えてから実行に移す

計画は慎重になり過ぎなくらいに完璧にたてて

失敗は許さない

いいか?いくら一ノ宮が資金提供をしてくれてもチャンスは1度きりだ

金の問題じゃなく、蜜香ちゃんの警備が厳しくなるからな」


それは、そうだけど・・・


「今でも星煉は本当に頑丈に彼女の警備を固めてる

何十にも人間を配備して、大切に大切にお姫様を護っている」


お姫様・・・

本当は蜜香のいるところは私の居場所なのに

黒華様の隣も愛情も優しいお顔も、全部全部私のもののはずなのに



周りの女からの嫉妬や妬み、それらによる優越感

それだって私のもの


「だから、もう少し待て

隙がないなら、お姫様にこっちにらきてもらえばいいだけだ

自分から一ノ宮桔梗から離れて俺の元に来てもらうように仕向ける」





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