すみれの花言葉 ②

家族 /みんな



お祭りから数日後

今日は桔梗達が白桜の雲野さんの所に行かなきゃいけないから倉庫でお留守番の予定だったんだけど、それを聞きつけたパパ達が悠次郎さんのお店で一緒にご飯を食べながらお祭りの話を聞かせて欲しいって言われて桔梗に連れてきてもらった。

「ほら、手」

「うん」

差し出してもらった桔梗の手を取り車から降りる

「転ぶなよ」

「うん」

「やっぱ一緒に白桜に行くか?」

「ううん。パパた、ちとご飯た、べる」

お祭りの写メも見て欲しい

ベビーカステラは腐ると困るから次の日に届けてもらった

彩月ちゃんから“ありがとう”ってラインが来た時はすごく嬉しかった


ハァって桔梗のため息は聞こえなかったことにしよう


カランカラン♪

と軽快な音がしてお店に入ると


「蜜香ちゃん!待ってたのよ!」

「蜜香!!」

って彩月ちゃんとパパ

「蜜香さん、お久しぶりですね」

って蒼くん

「花ちゃん!こっちおいで!」

「蜜香ちゃんこんにちは」

妖精さんと理恵ちゃん


わぁ!みんないる!

あれ?でも1人だけ知らない男の人がいる・・・


「蜜香ちゃんは人気者だな〜」

「蜜香ちゃんがくるのを今か今かと皆さん待ってたのよ」

悠次郎さんに蘭さん




フフッなんか嬉しいな

みんなが待っててくれたなんて


“おいおいなんの集まりだよ

勘弁してくれよ”

大希?

“幹部の保護者会じゃん”

ってクスクスと櫂が笑ってる

“・・・櫂のご両親はなぜいないんですか?”

“今海外だからね〜”

“クソ・・・”

そんな息子さん達は嫌そうな顔をしております

“桔梗の両親だけじゃないの?

父さんまでいるんだけど”

燐くんのお父さん?





「蜜香、こっちにこい

あぁ桔梗はもういいぞ」

シッシッと桔梗に向かって手を振るパパ

「いいわけあるか

なんの集まりだよ」

「ん?今日蜜香に会うってラインで自慢したらなぜか集まりやがった

ホラ、蜜香、桔梗は行くからおいで」

桔梗の手を離してパパに差し出された手を握る

「桔梗、バイバイ

気をつけ、てね」

「あぁ

父さん、蜜香にちゃんと昼飯食わせろよ」

「当たり前だろ。」

「・・・飯食った後に飲む薬も蜜香に持たせたから

予備は護衛の幸人が持ってる

護衛3人はおいてくからな。」

「もうすぐ潤也もくるから心配すんな

護衛もこっちきて座れ」

先生もくるんだ!

「蜜香、すぐ戻るからなんかあったり帰りたくなったらラインしろよ」

「うん。」

「ちゃんと飯食えよ」

「大丈夫だ、よ」

桔梗はぽんぽんと髪を撫でた後、頬にキスしてくれた


「!!ッテメ!!俺の娘になにすんだ!!」

「ひゃ」

パパが私を引き寄せて桔梗がキスしたとこを、蒼くんがタイミングよく渡したおしぼりでゴシゴシと拭いてくれた

「父さんなにしやがる!」

「これじゃ無理だ。

悠次郎、アルコールはないか?

蜜香が穢された

可哀想に・・・」

と、頬をスリスリしてくれる

「蜜香に触んな!!」


「パパ、大丈夫よ

いっ、ぱい桔梗はチューし、てくれるから慣れたよ」


もうびっくりしないから心臓にも悪くないし嬉しいだけだよって言ったら

パパが一瞬固まって


また桔梗と言い争ったけど、彩月ちゃんの

「いい加減にしてくれない?」

の一言で桔梗は渋々でかけて、パパは私を連れて席に戻った


う〜ん・・・一ノ宮家だと彩月ちゃんが一番つよいみたい

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