あなたの事が、大好きです。 【完】

作者星宮あかね

眺めているだけで、良かったんだけど。彼に近づくにつれて、どんどん欲張りになっていく。…想いが、抑えられなくなる。









「おう、芹沢」






「…あ、淳太…」






これは彼と私の幸せな話、








「淳太!」






「ん、何?愛」






「放課後、今日はどこ行こっか?」






「そうだなー…」







ではなく、








「淳太ともっといっぱいデートしたいなっ」








これは彼と彼女の幸せな話、








「そうだな」







私が惨めになる、話