君と明日を駆ける

2.Isolation



女同士の友情って案外もろい。

翌朝から栞奈は私に明らかな距離を置くようになった。挨拶はおろか、話しかけても素通りされてしまう。

休み時間だっていつもなら私のところへ一目散に来てくれていたのに、今日は昨日の5人グループのところへ駆け寄っていっていた。

だけどそれを見て寂しいという気持ちより、よかったという気持ちの方が大きかった。だって他のグループに入れてもらえたんだから。私みたいに一人じゃない。


「なんだよ、お前。一人?」


中庭で一人お弁当を食べていると、有川が不思議そうに近づいてきた。





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