君に贈る恋のうた。【完】

「2nd_song」 /杏璃side







『ゆづ、遅いなぁ…』




もう夜中だ。
シンと静まり返る空間に、この部屋はやっぱり広いな、と思う。


……………寂しい。


ゆづに会ってから、あたしは弱くなる一方。




お気に入りのユツキの曲を聴きながらなかなか終わらない課題を見て思わずため息をついてしまう。



もう2時間もこうして待ってるのに、……グラタンはとうの昔に完成していて、後はゆづが帰ってきたら温め直すだけ。

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