愛を食らわば皿まで

不確かな日常




「今度窓からきたら殴るだけじゃ済まさないからね」

「….お前容赦ねぇな」



お風呂も入って、明日の学校の準備もして、さぁ後は寝るだけと布団に手を掛けた時に窓がガタガタと揺れた。


心臓がビクッとなって一瞬動きが止まったと思う。突然のことに悲鳴すら出なかった。




近くにあった非常用の懐中電灯を握りしめて、恐る恐るカーテンをめくるとそこにはニヤついた男が立っていた。

訳が分からず放心していると、『開けろ』とジェスチャーで伝えてくる。



「おー、夜はやっぱ冷えるな!さみぃ!」

「な、何かあったの?」

「は?」


何言ってんだお前、と男の顔が言ってる。



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