プラスチックエリア【完】(オリジナルバージョン)

OFF

音楽が……流れていた。



耳栓をして、ただ黙って……静かに地味に過ごせばいいと思っていた。


誰とも関わらないで、誰とも触れ合わないで
誰からも気が付かれず、誰かを気付くこともない

好きでも嫌いでもなく
居たか居ないかも判らない


それでいいと思っていた。
それでいいんだと思っていた。


でも、そんなオレの小さな世界は気が付くと透明で無防備だったんだ。


プラスチックの箱の中のように、虹色の光が角度で変わる。



溢れだした想いは、止まらない。

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