プラスチックエリア【完】(オリジナルバージョン)

HAPPY SKY 1 /omi 6

オレと桜の恋愛を幼稚な恋愛だと笑う人もいるかも知れない。


でも、オレ達は真剣だし、本当に桜が大切だった。


 ジンちゃんの言うように、まだ童貞なのは本当に絶滅危惧種として認定されてしましいそうだったが……何でもないときに、桜も初めてなのに……そう言うことをしてはいけないような気がしていたんだ。

 正直いつだって、毎日、桜にずっと触れていたいと思うしキスしたいし、そう言う事はもちろんしたいんだ。


だけど、女の子はそういう日を特別に大切にするんだとユーマくんから聞いたのもあったからかもしれないけれど、簡単に抱いてしまったらオレの気持ちがちゃんと伝わらないようなそんな気がしていたんだ。


簡単に『抱く』というのは変かも知れない……

どんな場面だって真剣だし、そういうタイミングというかそう言う時になったらイベント事じゃなくてもそうしてしまうかも知れない。

それが特別な日になるんだって言う事は解るけれど、何か特別なサプライズをしてあげたかったし、してみたかったのかも知れない。


「こういう時……ジンちゃんはダメだよなぁ、意外とアニもサプライズ男だしな。やっぱユーマくんだよなぁ」


どうでもいい独り言をいいながら月を見上げた。

今まで見ていた月とそんなに変わらないのに、少し前よりずっと綺麗に見える。


「はぁ」

滾るそこを抑制するように深呼吸をする。

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