プラスチックエリア【完】(オリジナルバージョン)

「青野司くーん」

「あい」

ジンちゃんに言われて手をあげる司を見て拍手が起こる。

「青野椿くーん」

「い!」

語彙の遅い翼も、司の真似をして手を上げて見せる。

大人全員を悶絶させるかわいさだ。


打ち合わせをしながらも、アニはニヤニヤして「しょううがねぇなぁ」なんて言いながら抱っこするし、ユーマくんは「はーい! 僕は『んま』ではなくて王子だよー」とか教えてる。


桜は店もいそがしかったし、オレもライブのリハーサルもあったりアルバム作成も始まって忙しくしてた。


「まあ、そうだよな。アニのところみてえにお手伝いさんでもいりゃなぁ」

「綾乃も、舞台復帰近いしね。アイツの実家が寄こしてるんだよ」

「さすがセレブ」


アニの所も、うちと半年違いで女の子が生まれた。


「紗良」と言う名前のかわいい娘ちゃんにデレデレのアニは、翼と司を見てもデレデレだった。


綾乃ちゃんは産後1年で舞台復帰をする。その稽古で連日忙しそうだった。


「お兄さんとかに預けようにも、ここんとこホントに忙しくてさ」

「まぁ、いいじゃねえか2、3時間!」


ユーマくんはメロメロな顔をして高い高いをしている。

最近。少し喋り始めた二人。

動きも激しくて目が離せないのだ。




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