好きと言って、キスをして。

終わりの足音 /愛のしるし


「いおー、置いてくぞー」
「待って待って、今終わる!」

朝食を食べ終えて、チェックアウトの時間。

「もういい?」
「はい、お待たせしました」
「んじゃ行くか」

約束通り、午前中はショッピング。

「初めてだよな、二人で出かけんの」
「うん」

「すっげ高いやつ買ってもらうかな」
「うわ、さいてー」

「だって俺誕生日だし?」
「予算5千円でお願いしまーす」

なんてことない、普通の会話。

青い空の下を歩く、普通の恋人なら当たり前の風景。

それが
こんなにも尊くて幸せなことに感じる。

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