渦―UZU― Ⅰ【完】

第1章 /④

部屋に入るとリビングのソファーにどっかりと腰を下ろす凪さんは、くつろいだ様子でビールを飲み始めた。


「あの、急用って・・?」


「そんなこと言ったか?」


ー・・言った。


絶対に言った。


「そんなことよりあかり、学校に行くか?」


「学校!?私、学校に行けるの!?」


「・・学校に行ってなかったのか?お前の年頃だと高校生だろ?」


「・・高2だと思う。勉強は、家庭教師の人が毎日来て教えてもらってた。」

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