Your Light ① 【完】

>>第1話 />バイト






――――――――バタンっ











漫画とかでよくある、主人公が急いで走ってきてドアを開けるシーン、まさにそれがあたしの手によって演じられる。演じてるわけじゃないけど。





「はぁっはぁっ……はぁ」






その主人公が息切れしているのも良くあるシーン、それもまさに。



店長の姿を恐る恐る探し出す。




だって、だって時計の針は残念ながらバイトの時間4時を過ぎているのだから、、、。





こんなに走ったのに!!!ここまで本気に走るのはいつぶりだろうか。ショックが大きすぎる。





「おおっ、月山さん!」

「ぎゃっ店長!」




急に現れた店長に変な声が出てしまう。私はこの時期に似合わない汗を服の袖で雑も拭いながら店長の言葉を待つ。




お、怒られるのか?





「急に呼んだのにありがとね~!」





男には思えない可愛い顔で笑う店長を見て私は静かに、ほっと息を吐く。よかった怒ってない。




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