修羅の獄界

第一章 死と誕生 /瑠璃……

ハアハアハアハア……!!


私は逃げていた。

いつもいつも逃げている。

戦わずに。



逃げることは恥ずかしいことじゃない

確かにそうだけど……


私の中に確かにある、逃げ続けることで蓄積された「諦め」と「悔しさ」。


世の中を、理不尽な世の中を変えたくても力のない私にはとうてい無理。


逃げるか従うしかない。


それでも、なにか屈服しきれないものが私の中にあった……




0
  • しおりをはさむ
  • 196
  • 65
/ 289ページ
このページを編集する