修羅の獄界

第一章 死と誕生 /あの世……!?

「大丈夫ですか!?」

「若様!!」


んん……?

うるさいな……


頭に騒がしい声や音が流れ込んでくるようなものを感じて目を開いた。


「良かった!若様!」

「気が付かれた!」


目が覚めると見たこともない男女が私を覗きこんでいた。


「わあっ!!」

勢い飛び起きる。


「なにあんたら!?」


「私はナカ、これは私の夫で弥右衛門と申します。この村で百姓をしております」


女の人が頭を床につけながら言った。


ナカ……


誰だよそれ?



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