修羅の獄界 転生篇

帰蝶の目がまっすぐ私を見る。


「おそらくは信行様の手の者がここに攻めてくる。それを迎え撃つのに私がいるのは邪魔だからという理由でしょう?」


「いや、邪魔っていうのはちょっと……あっ!!」


つい認めてしまった。


「やっぱり」


帰蝶が微笑む。



「大丈夫ですよ。私だってそれなりに武芸は嗜んでますから。こう言ってはなんですが信長様の馬廻衆にも負けない自信があります」


「えっ!そうなの!?」


言われてみれば、いくら線が細いからといっても帰蝶は男だ。


力も私よりあるだろうし、思ってるより強いのかも……



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