修羅の獄界 転生篇

第五章 別れと未来 /統一!尾張の国

内政は想像以上にやっかいで私の頭をパンクさせた。



ある日、ずっと聞こうと思って忘れていたことを信長に聞く。


「ねえ、そういえば聞くの忘れてたけど私とあなたの力ってなにさ?」


「あれか……簡単に言えば魂を降ろして体現させる力だ」


「よくわかんないけど、恐山のイタコみたいなもん?」


「なんだそれ?」


恐山はここから遠く離れた東北、しかも本州の一番北端。


信長が知らないのも無理はない。


今度は私が説明した。


「言われてみれば似ている部分はあるかもな」


「やっぱりあの世って言うか、死者の国から呼ぶの?」


その問いに対する信長の答えは非常に興味深かった。


「あれが死者の国かどうかはわからない。ただ、この世に存在するものだと思っている」


「えっ」


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