修羅の獄界 転生篇

第一章 死と誕生 /那古野の城へ……

田圃の向こうから土煙を立てながら六騎の騎馬が物凄い勢いでこちらに向かってくる。


さっきの野武士とは違い、小綺麗な着物を着た女の一団だ。


「野武士ではない……」


「じゃあ野武士に命じていた奴ら。今川とかいうの?」



もう一戦やるわけか……


ここは見晴らしがよく、広い平坦地だから私たちが隠れる場所がない。


相手のスピードから考えて、ここに来たら一気に包囲されてしまう。


仕掛けるなら田圃の畦道を縦列してくる今しかない。


今なら二人くらいは撃ち減らせる。


「さっきの要領でいくよ!いいね!」


「はい!」


私が女の子に命じて鉄砲を構えると、光秀が待ったをかけた。



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