敢えて言葉にするならば[完]

脅迫という名のおねだり



「久しぶりー!」

「由希!久しぶり」



西杉の家へ掃除しに行ってから、4日後。



仕事が終わった後、私は高校時代からの友達の由希と会っていた。



性格は全く似てないけど気が合って、結構長い付き合いだ。



「元気してた?」

「そこそこにはね。仕事にも大分慣れてきたし」

「ああー。倖(さち)は要領は無駄にいいからね」

「無駄にって何よ」


就職してから電話で話すくらいだったから、こうして顔を合わせて話すのが新鮮に感じる。


・・・出来れば隣人のアイツの愚痴も聞いてもらいたいけど。

あんな奴でも一応有名人。さすがにそれは出来ない。



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