敢えて言葉にするならば[完]

解けた誤解と見つけた課題




何かが引っ掛かる。
何がだ。


・・・―――あ、




「―――何であんたが酔っ払った時のを知ってんの!?」



そうだ。
最初のあれは、西杉が酔っ払った勢いでされたんだ。

なのに、どうして知ってるんだ!



西杉は軽く笑って何ともないことのように言った。



「だってちょっとは意識あったし」

「意識あっただと!?」

「ちょっとだけね」


あの時のことは、こいつの記憶には残ってないと思ってたのに。

だから許した部分もあったのに。



「ちょっとでも意識あったならあんなことすんなっつの・・・」


あれのせいで私がどれだけ取り乱されたか。


すると西杉は頭を掻いた。
当然その顔に反省の色は見えない訳だが。



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