NeFeR ~寵愛されし妃【完】

アブ・シンベル



「ルーナさん、言って来まーす!」


トレールのことを考えながら日々を過ごしていると、あっという間に次の休日がやって来た。

今日は、以前エリカがマークにお願いしていたアブシンベルに行く。


普段遊んでばかりであまり家にいないアリだったが、考古学が好きなのは彼も同じで、遺跡を見に行く時は必ずついて来た。




「アリ、いつまで不貞腐れた顔をしているんだ。」

「別に不貞腐れてなんかないよ。」


マークのそんな言葉にそう応えつつ口を尖らせるアリ。

アリはエリカがパーティーに行くと言い張っていることを未だに怒っているようだ。

そんなアリに困り顔を向けるエリカだったが、アリは全くエリカの方を向こうとはしない。

0
  • しおりをはさむ
  • 19
  • 165
/ 81ページ
このページを編集する