NeFeR ~寵愛されし妃【完】

記憶




『ヒメ…!』





『どうか我らの王のもとえ…』







『ヒメ…』






『我らの……、ヒメ…メリ・エ…』







ーーーハッ











「エリカ?大丈夫?」


ゆっくりと瞼を開けると目の前には、心配そうにエリカを覗き込むメディナがいた。


「ママ…私…。」


「良かった…。気がついたのね。」


メディナの言葉にスッと体を起こしたエリカは、ここがアブ・シンベル大神殿の前に設置された観客席だとわかった。観客席とは夜に行われる『音と光のショー』と呼ばれる神殿のライトアップイベントのためのベンチだ。


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