君が想うより、ずっと ⑴【 編集中です】


朋希を押しのけて会議室の中へ入ると、零が夏生に向かって笑っていた。
は?俺がいないうちに仲良くなってるだと!?
つーか零!そんな可愛い顔で笑うな!

大股で零の元へと向かう。零の隣に腰を降ろして距離を詰めると、零が俺の方を向いた。

「傑、戻ったのか」
「俺がいないこと気がついてたのか?」
「気がついてた」

俺ってつくづく単純だな。
俺がいなくなったことに気がついていたって聞いただけで機嫌治るなんて。
チョロ過ぎる。

「夏生と楽しそうに何喋ってたんだ?」
「あぁ、夏生の犬の話だ」
「犬?」

夏希の方へ視線を向けると、スマホを見せられた。
画面に写っているのは半目で眠っているプードル。お世辞にも可愛いとは言えない寝顔だ。


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