君が想うより、ずっと ⑴【 完 】



「……まさか俺のホテルのスイートルームとはな」

他所のホテルで何かあるよりはマシか…いや、それを元々狙って俺のホテルにしたって考える方が正しいのかもしれない。

とりあえず何かあったときに対応できるようにホテルの総支配人に連携取っていた方がいいだろう。
地下の駐車場に車を止めて一旦フロントに顔を出す。

「七条社長!?」
「総支配人に連絡して!!」

一気に従業員達がザワつく。
関係者から見ればザワついているように見えるのに、お客様には全くそう思わせていないところが、優秀なんだよなと感心する。

とりあえず俺がフロント前に立つと従業員が緊張していつものパフォーマンスができない可能性があると悟り、少し離れたソファーで待機することにした。
少しして総支配人が俺の元へとやっていくる。次いで跪いた。

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