君が想うより、ずっと ⑴【 完 】



「…はぁ〜…ベッドはこれでいいか」


ガキに食器洗を任せて、ガキが使う予定のベッドのシーツを新しい物に替える。
二階の部屋は3つあるが、全てゲスト用だ。
最近は家に誰も来ていないし、掃除も自分の部屋しかしていなかったからかなり埃っぽかった。


「拭き掃除もしねぇとな…」


下からバケツと雑巾持ってくるか。
後ろを振り向くと、ガキがドアの傍に立っていた。

「洗い物、終わった」
「おー。ありがとな」
「……ここが、私の部屋か?」
「そうだ。部屋は結構広いが、ベッドしかねぇからな。机とか欲しいなら買ってやるけど?」
「…いらない」


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