君が想うより、ずっと ⑴【 完 】



「…お前…、何してんだ…そんなところで」
「……別に」

ソファーの上で膝を抱える零が俺を見上げて、視線をそらした。

「別にって…寒いだろ!?電気もつけねぇで…いつからここにいたんだ?…っうわ!冷てぇ!」

零の肩に触れたら氷みたいに冷たかった。
ありえねぇ…10分やそこらでこんなに冷えないはずだ。1時間近くはここにいたんじゃねぇか!?

「ったく、こっち来い!」
「…えっ、おい…」

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