K&I





「……」





小さく問いかける。
私は少しだけ考えた。



あの部屋はどのタイミングで行けばいいんだ?


クラスでの種目はもう終わった。
私はともかく、Kは怪しまれそうだ。


なんでいないのか。




「早く行こうよ」


「……めんどくさい」


「えー」




さっき靴履いてグラウンドに来たのに、今度は靴を変えてあの蒸し暑い物置部屋に行くなんて、物凄くめんどくさい。


…でも、私だって早く2人になりたい。



「藍崎さん」


「…なんか、Kに苗字で呼ばれるのやだ」


「そういやIは俺の事呼ばないよね」


「KはKだし…。“佐倉くん”って呼ぶの、気持ち悪いじゃん」


「そうかなー?」




そうやって話していると、




「ケイちゃーんっ!」




ユリが私たちの方へやってきた。



0
  • しおりをはさむ
  • 544
  • 297
/ 623ページ
このページを編集する