K&I

K&I /アナザーストーリー






あの日、教室で手首を切った私は病院に居た。


大量に血が流れたらしく、もうちょっと遅かったら危なかったと言われた。


私は死ぬつもりでしたんだから、こんな事して欲しくなかった。


だって私、誰からも必要とされない、要らない存在だから。




「ユリちゃん…」


「大丈夫か? ユリちゃん」




おばさんとおじさんの問い掛けに、答えることが出来なかった。
視界には入ってるしちゃんと聞こえているけど、意識は何処か遠い所にあった。


何もかも、分からなくなっていた。


なんでこの人達の元へ居たのか、なんでケイちゃんが好きだったのか。


私、どうしたんだっけ。


なんだっけ。



0
  • しおりをはさむ
  • 543
  • 298
/ 623ページ
このページを編集する