ナイショの恋は、あのねのね【完】

15.ナイショのキス





「……え、結局あの後堂野くん学校来てないの?」



昨日早退してしまった私は、お昼までしか学校にいなかったので、その後に朔が学校に来たかどうかは分からなかった。


一応何回電話してみても出ず、メールをしても帰ってこない。


元々そんなにこまめに携帯をチェックする人じゃないから、返信は速くはないと思ってたんだけど、1日経っても帰ってこないのは初めてで。


若干の心配を抱き始めた時にこれだ。


教えてくれた篠田さん達は不思議そうに首を傾げる。



「担任に理由を聞いても、家の事情とかで詳しいこと分かってなかったし。なんかあったのかな」


「ちょうどお父さん帰ってるって噂だしね」


「……」



朔のお父さん。


その言葉を聞いて、胸がざわざわと揺れ出す。



0
  • しおりをはさむ
  • 390
  • 8416
/ 360ページ
このページを編集する