ナイショの恋は、あのねのね【完】

3.ナイショの昔話



「じゃあ、学園祭実行委員長は堂野がやってくれることになったので、本来は各クラスから2人実行委員を出すんだが、うちのクラスからは1人だけ決めるぞー。女子なー」


「なんだよー。結局朔委員長やんのかよー」


「あんなに嫌がってたのにな」


「うるせ」



ガヤガヤと騒がしくなっていく、授業終わりのホームルームで、朔は相変わらず人に囲まれいじられていた。


私はというと特に話し合いに参加することもなく、終わったらすぐ出ていけるように淡々と準備をしておく。


我ながら暗いな、自分……とか思いつつ、例え私が参加したところで皆も困るのは目に見えてる。



「はいはいはーい!朔がやるなら私実行委員やる!」


「え!ずるい!そんなんだったら私もやりたいしー」


「私もー!」



これは朔と一緒にいれるチャンスと知った女子達が、我こそはと手を挙げ始めたので、教室はさらに騒がしくなっていく。



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