ナイショの恋は、あのねのね【完】



「女子達態度変わりすぎー。
最初めんどいとか言ってたくせに」


「うるさい!アンタは黙っとけ!」


「この世界はイケメンに都合が良すぎる!」



わいわいと意見が飛び交い、中々収集がつかなくなってしまっているこの状況に、担任が困ったように頭を掻いた。



「おいおい、誰でもいいからちゃんと決めてくれよー。喧嘩はなしなー」


「先生」



その声が教室に響いた瞬間、騒がしかった空間も一瞬しんと静まりかえる。


ああ。

相変わらずすごいなほんとに。


誰もが朔の言葉を漏らすまいと、必死に聞き耳を立てる。


今この教室の発言力や空気を支配しているのは、間違えなく朔だ。



「どうした堂野」


「このクラスの実行委員、俺が指名していい?」


「え?」


「いいじゃん。
委員長やるんだからさ、それくらいの決定権俺にあっても良くない?」



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