ナイショの恋は、あのねのね【完】

5.ナイショの友達




「それでね、昨日来たお客様の息子さんがすごく大人っぽくて、かっこよかったんだよね。
お父さんにそっくりで」


「……」


「同じ高校生だととても思わなくて、私ちょっと緊張しちゃった。
しかもなんか……不思議な人で。
もしかしたら私、知らないうちに会ったことある人だったのかも」


「……」


「失礼な態度とっちゃったかなー。
……朔聞いてる?」


「……聞いてるっつの」


「なんか機嫌悪くない?」


「他の男の話聞かされて機嫌良くなるわけねーだろ」



あー、めんどくさ、と言いつつ、朔がアンケート用紙をペラペラとさせた。



翌日の放課後、私と朔はいつも通り学園祭実行委員会の作業に励んでいた。


思っていたことだけどやっぱりすることが多いし、学園祭まで時間が無いから焦ってくる。


こういう時に感じるのは、クラスの団結力って不可欠だなってことと、それをまとめるリーダー的存在がすごい大事だってこと。



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