Two targets ㊤ 《完》

2GAME―依頼― /―――非凡

ベッドのある寝室から出て、用意したパソコンの置いてあるリビングに足を運ぶ。


少し離れてついて来る存在からは苛立ちと警戒が伝わってきて、自然と口許を上げて楽しんでいる自分を感じた。


40畳はあるリビングに入ると、振り返って口を開く。


「パソコンはそこにある。自由に使え」


ソファーの前、ガラステーブルの上に置かれた最新型のノートパソコンを指差して咲を見つめた。


感情を隠せない苛立たしげな色を纏った生意気そうな瞳が、こちらを睨みつけた後、諦めたようにソファーに向かう。

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