Two targets ㊤ 《完》

来ねぇよっと後ろを睨みつけると、意味深な目つきで見つめかえされた。


玄関の扉をくぐりながら、来たときよりも確実に芹澤仁との距離が縮んでしまったように感じた。


二度と会いたくないとは思わないし、芹澤仁のことを知りたいと思っている。


そんな自分に顔をしかめながらも、軽くなった体でビルを飛び出した。

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