Two targets ㊤ 《完》

問いかけとともに、鋭い視線を向けられたもう1人の男は、その視線に怯えることなく、淡々と報告をした。


「ええ、勿論。捕まえましたよ。友人の家に隠れてました」


黙って続きを促す男に、立ったままの男は続ける。


「困ったものですよね。薬は駄目だと言っているのに。言っても言葉では理解出来ないようなので、少し痛い思いをしてもらいました」


そう言って笑った男は、優しげな口調とは違い、目は全く笑っていなかった。


「警察に目を付けられるのは困る。ソイツの事は、ほかにはバレてないな?」


座った男の問いかけに、立っている男が顔をしかめる。

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