Two targets ㊤ 《完》

3GAME /『Gray』

翌日の夕方。


財布と携帯だけ持ったあたしは、ブラブラと繁華街を歩いた。


そして目的の場所まで来ると店内に誰もいないことを確認して店のドアを開けた。


開けた瞬間に香ってきたコーヒーの匂いに、あたしはフッと息を吐いた。



「いらっしゃい」


カウンターの中からいかつい顔のマスターが笑みを向ける。


あたしはそれを見つめながらゆっくりカウンター席に腰掛けた。

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