Two targets ㊤ 《完》

3GAME /相反する感情

授業を終えて校門を一歩外に出ると、そこにいた人物にあたしは足を止めた。


「シュウ」


「よっ」


あたしの掛けた声に校門に寄りかかりながら煙草を吸っていたシュウが手を振った。


なんでここにいるの?


眉を寄せたあたしにシュウは地面で煙草を消してから近付いてきた。


「寒かったぜ。取り敢えずどっか入んねぇ?」


体を震わせながら前を歩き出したシュウをゆっくりと追い掛けながら、あたしは低く問いかけた。


「寒いって…当たり前でしょ。1月なんだから。……いつから待ってたの?」


「あー、30分前くらい?」

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