Two targets ㊤ 《完》

1GAME―『shadow』― /ボランティア

学校が終わり、校門を出ると、いつものように繁華街の外れにあるカフェに足を向けた。


季節は秋と冬の真ん中の11月。


ときより強く吹く冷たい風邪に首を竦めながら、散った落ち葉の中を、徒歩で25分かかるカフェまで早足で歩いた。


そのカフェは、最近よく見かけるチェーン店で、あまり客がいないという利点があり、静かに時間を過ごしたいあたしには、ありがたい場所だ。


高校3年の11月。


就職先を決まったあたしにとって、自由な時間は沢山ある。

0
  • しおりをはさむ
  • 199
  • 17535
/ 302ページ
このページを編集する