隣の悪魔 【完】

マイバースデイ




あれからというもの、橘は悠太が来ない日は必ずと言っていいほど晩御飯を食べに来るようになった。



奴がソファーに座るせいで私は座れないし
私が持ち帰った仕事をしていても、気を使うことなくテレビを見ながらお酒飲むし
この間なんてシャンプー切らしたからと言ってお風呂まで入って帰った。



食費と光熱費払えこの野郎!と思っていたら、昨日帰り際にポチ袋をローテーブルに置いて行って、中を覗けば諭吉さんが入っていた。



払われたら払われたで悪い気がしてしまう。
ていうか、家に来る女に作らせればいいのに。



……そういえば、最近隣の部屋から卑猥な声が聞こえなくなったような…。



私の部屋に来るから、女の人と会う時間がないのだろうか?
どっちにしろ迷惑な話だ。



とにかく最近の私は、どうしたら奴から逃げれるかを考えるようになった。
でも何度考えても出てくる答えは引越ししかない。
悠太の実家に毎日泊まらせてもらうわけにはいかないし…。

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