隣の悪魔 【完】

真実






早く、早く帰らなきゃ!



今日のお昼、悠太から
『一昨日はごめん。今日定時で上がるからアパート行くね』
と、メールが送られてきた。
こんな日に限って私は残業だったのだ。



悠太が部屋で待ってる。
早く会いたい。



自然と早足になっている自分がいる。
一昨日あんな事があったけど、私やっぱり悠太のことが好きなんだ…。



アパートの階段を上り、私の部屋まであと少し…






ガチャッ



「うわっ!」






突然手前の部屋のドアが開き、中から出てきた手に腕を引っ張られてそのまま玄関に引きずり込まれた。



こんなことするのは奴しかいない。





「橘なにすんの!」



「ラーメン作れ」





はぁ?!
なんでこうもこの人は俺様なんだ!





「ラーメンくらい自分で作れるでしょ?!」



「何でも言う事聞くんじゃねーの?」





それはアンタが勝手に決めたんでしょーが!
と、一発殴りたい気持ちを抑えて一度呼吸を整える。





「今日は無理。悠太もう来てるから」



「俺には関係ない」





一昨日ちょっと見直したけど、やっぱり取り消す!
コイツ最低!

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