隣の悪魔 【完】

悪魔の正体






「へー、昨日もだったんだー」





次の日のお昼、私は会社の社員食堂に来て、仲のいい同期に昨日の話をしていた。






「お隣さん相当モテるのね!私もそのイケメンに抱かれたいなぁ~」



「私は香菜の声なんか聞きたくないよ」





私の横で何やら妄想を始めた女は
村上 香菜《ムラカミ カナ》。



私が本気で悩んでるのに絶対楽しんでる。くそっ。





「お前もでっかい声で喘ぎ返せばいいんじゃね?突撃して混ぜてもらうとか」





この訳の分からないアドバイスをしている、香菜の正面に座っている男は
斉藤 良平《サイトウ リョウヘイ》。





「な、橘もそう思うだろ?まあお前は童貞っぽいからこーゆー大人な話は分かんねーか」
と、良平に失礼極まりないことを言われている男
橘 圭《タチバナ ケイ》は、私の目の前の席で良平にバシバシと肩を叩かれながらニコニコと笑っている。





お昼休憩はいつもこのメンバー。
毎日同じ席で毎日日替わりランチを食べる、それが私の日課だ。

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