Crescent Moon Ⅰ【完】若頭ハルと私の物語

第4章 /嫉妬の温度




いつものようにハルに連れられて倉庫へやって来た。



学校に行かなくなって2週間が経つ頃になると、そろそろ倉庫にいるのも退屈になっていた。



ハルは2階のソファで寝転がりながら、バイクや車の雑誌を読んでいるし、ハヤトは時々バイクでSilver Wolfのメンバーとバイクで出掛けたりしている。

ハルは『見回り』だって言ってた。



タクは大抵、ゲームをやっていて、私もタクに付き合ってゲームをしたりしていた。



でも、ゲームばかりしていると目が疲れるし、いつもタクに負けてばかりいるからつまんない。



今日も、すでに全敗中だった私の耳に、倉庫の下からバイクの賑やかなエンジン音が聞こえてきた。

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