Crescent Moon Ⅲ【完】若頭ハルと私の物語

第9章 /愛情




「…ら……さ…ら……」



耳をくすぐる低い声。

眠りの底からゆっくりと浮上する間、頬にあたたかなぬくもりを感じて、その心地良さに頬を寄せた。



すると今度は、やさしく頭を撫でる感覚がして、ようやく私は夢から覚める。



思い瞼を開けると、そこには大好きなハルがやさしい顔で私を見つめていた。



「…夢?」

「夢じゃねぇ」



ハルのキスがおでこにそっと降りてきた。



やわらかなキスを受けながら、やっぱりこれは夢の続きのような気がした。


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