由弦くんは狙われている【完】

第三章

この間のエプロンのことがあってから、父さんと母さんは競って早く家に帰ってくるようになった。

家は安息の地ではなくなった。

野郎共はおれを着せ替え人形みたいに扱う。
もしくは、小動物か。
女ものの服やら見るからに甘そうな菓子を持って近づいてくる。

学校も安息の地ではなくなった。

下校中は女共が狩人ハンターかゾンビのごとく沸いてくる。
変にまるるが優しくするからな。
数が日に日に増えている気がする。

だーっ!!ウゼェ。おれはおれとして生きていきたいの!他人が敷いた人生を歩みたくないの!)

(だからですよ!今日のことは決めていたじゃないですか。ここにきたのはわたしが成仏して由弦さんを自由にする為なんです!)

(最後の我慢ってやつか。頑張れ、おれ様)

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