Stay with me 後編

Chapter16 /足枷






「ジングルベール♪ ジングルベール♪ すずが〜鳴る〜」


桜の葉園。遊戯室の前。

覚えたばかりの定番のクリスマスソングを鼻歌まじりに歌う花梨ちゃんは今日もご機嫌だ。

クリスマス会まで、あと一週間。先週から飾られたクリスマスツリーに、夕食後、花梨ちゃんはまた新しく作った折り紙の星飾りを追加した。


「あれ?花梨ちゃんまたお星様作ったの?」

「うん!今日は水色!」

「そっか。上手に出来たね。サンタさんも、見たらきっと喜ぶね」

「うん!喜んでほしい!」


満面の笑みで頷く花梨ちゃんは本当にクリスマスが楽しみなんだろう。

クリスマスツリーを置く時、みんなである程度飾りつけはしたはずなのに、花梨ちゃんは今日も自分で作った折り紙を追加し続けている。


「花梨の星でツリー埋め尽くされそうだな」

「だね」


ちょうどツリーの前を通りかかった駿君が呆れた声を出し、それを見た由香ちゃんも同じように頷く。それでも、2人の表情は咎めるというよりも柔らかくて。


「楽しみだね。クリスマス……」


微笑ましい花梨ちゃんの姿に自然と表情は綻ぶ。


「うん!楽しみっ!」


ウキウキと笑顔の絶えない花梨ちゃんと一緒に飾り付けを手伝い、駿君も由香ちゃんもそれを笑顔で見守った。








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