藍の華【完】

8. 思わぬ衝撃



それからしばらくして、夏休みに入り、バイトが休みだったあたしは家でのんびりとくつろいでいた。


"ブーブー ブーブー"


ファッション雑誌を読んでいると、急にあたしの携帯が震えだしたんだ。



………誰だろ?



あたしは雑誌を閉じて、スマホに表示されている画面を見ると“原恭子”と記されていて、



恭子が電話なんて珍しいな、なんて思ってあたしは電話に出た。



「もしもし?恭子?あんた何よ急に───」














「───もしもーし」






────心臓が止まった気がした。





恭子の携帯から聞こえてきた無機質な声
は、知らない男のものだったんだ。



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